箱型擁壁
特長
1. | 水に強い箱型擁壁 | |
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箱型擁壁は中詰めの壁体材が単粒度砕石・割栗石であり、擁壁の全ての背面地盤に対しても極めて優れた排水性能を発揮します。 | ||
2. | (財)土木研究センターの建設技術審査証明(第0327号)取得 | |
・建設技術審査証明事業(土木系材料・製品・技術、道路保全技術) ・建技審証 第0327号 一般財団法人土木研究センター ・※本審査証明は㈱箱型擁壁研究所および昭和コンクリート工業㈱が取得したものです 。 | ||
3. | 全てがフレキシブルな構築方法と構成材料 | |
従来のもたれ式擁壁や大型ブロックにはない「可とう性」の考え方が、高耐震性と高排水性を備えながらも経済性に優れた箱型擁壁を誕生させました。 | ||
4. | 安心な箱型擁壁の設計法 | |
・箱型擁壁は、各段毎に全ての壁高で常時と地震時の土圧を算定して、擁壁の転倒・滑動・支持に対する安定性チェックをします。 ・擁壁背面に作用する土圧は、試行くさび法で算定します。 ・安定計算に用いる背面土の定数は土質試験のデータを参考にして決定します。 | ||
5. | 安全性の強化 | |
・基礎部かご:箱型擁壁工法を構成する「基礎部かごテンサー」は、フレキシブルで強固な一体型の基礎盤であり、基礎部のひび割れを未然に防止して、その基礎地盤の変状に伴う集中応力を分散する役割があります。 ![]() ・箱体目地材:震災直後より箱体の目地開口による壁体材流出の防止策として、暫定的に箱体目地材設置を実施しています。 |
規格・寸法

呼び名 | 参考質量(kg) | 吊金具 |
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A型 | 1304 | フレノリンクボルト A-16 2点 |
B型 | 1028 |


施工図
![]() |
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■曲線部の施工
箱形擁壁は互いに隣接する箱体を上下・左右とも連結をしないで、各箱体がそれぞれに独立していることを特徴のひとつとしています。
このため、与えられた地形や施工条件のほか構築する擁壁の形状に応じて、平面的に曲線状の擁壁を容易に構築することが出来ます。
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Works施工事例