テクスパン工法(アーチカルバート)

  • 06テクスパン,

特長

テクスパン工法は、フランスで開発された2分割式のプレキャスト・アーチカルバート工法です。3ヒンジ構造にすることで、薄いアーチ部材であるにもかかわらず、大スパンへの適用が可能です。この特性を活かし、短スパン橋梁や、高架橋の代替として、日本国内においても多くの実績を上げています。近年では1級河川を横断する橋梁の代替としても採用されています。

  • 1.アーチ部材の架設は1日約10m。現場打ちカルバート工法に比べ、工期を大幅に短縮できます。
     また架設に際し、特殊技術や熟練工は一切不要です。
  • 2.従来の橋梁の代わりにテクスパン工法を採用することで、大幅なコスト縮減が可能です。
  • 3.アーチ部材は薄く、25cm、30cm、35cm、40cmの4種類があります。40cmのアーチ部材でも30mの土被りに対応できるカルバートや、内空幅20mのカルバートを作ることができます。
  • 4.アーチ曲線の内空が周辺環境に調和します。

規格・寸法

建築限界と土被りに合わせ、テクスパン工法を標準化しました。
標準化テクスパンはスパン8.0mから18.0mまで13種類のラインナップ。
水路、道路、橋梁代替えとして、より経済的なカルバート工法をご提供します。

■テクスパン標準規格表

建築限界幅
(m)

適応土被
(m)

スパン
(m)

ライズ
(m)

部材厚
(cm)

部材幅
(m)

軸線長
(m)

部材質量
(t/枚)

m当り質量
(t/m)

4.0以下1~38.04.2251.2513.345.28.3
4~108.04.4251.2513.615.38.5
5.04~109.05.3251.2515.846.29.9
1~310.05.1251.2516.376.410.2
7.04~1011.05.7251.2518.017.011.3
1~311.05.6301.2518.088.513.6
8.0
9.0
1~312.06.0301.2519.509.114.6
4~1012.06.2301.2519.699.214.8
10.54~1013.06.8351.2521.5811.818.9
1~314.06.3351.2521.6411.818.9
12.01~315.06.8351.2523.2912.720.4
13.0
14.5
1~316.06.8401.2524.3115.224.3
1~318.07.5401.2527.0616.927.1

【ご注意】

  • アーチ部材架設は、最初の5部材のみレッカー2台での作業となります。
  • アーチ基礎は土被り、下部地盤条件によって異なります。
  • テクスパン縦断勾配は6%までとします。
  • 標準化テクスパンは、竹割り坑口、曲線用途には対応していません。
  • 標準化にないサイズについては規格外となります。詳細については別途ご連絡ください。
■施工手順

加入団体

  • テールアルメ・テクスパン会

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Works施工事例

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